ジャスミン
おお!バンドマンだ!殺せ!
第2話
Fender Shiga
ストレンジおじさん
つれないね
日記
おいでよ 舞台袖
4時とソーダ水
Shigasaku
バタロール
金色
はだかの国
にゃんにゃんにゃん
前夜祭
詰んだ
庭で死ぬ
ねくら
飛び降り羊
あなたの犬
f
退屈
夜更けのカーテン
スウェーデンガールフレンド
電線の向こう
けむりのまち
「ジャスミン」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
足りないとびりりと歪むよ
目的地、四方にずらかる
何もかもに疲れた日にも何か拾えたら
いいと
砂を舐めていた
悪くない味だ
ジャスミン
日々をあげたい
何もかもがすぎるだけ
欲張りくばり終えたら
それでいいと思ったのさ
「おお!バンドマンだ!殺せ!」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
切りすぎたの?前髪
前習えの歯並び
バンドマンだ!殺せ!
バンドマンだ!石を投げよう!
僻んで溶けた町並みも
ララララと、それすらも歌になる
居酒屋の隅で語らう美しさ
理解など示さずに
この曲に呪いとか愛を込めて頭抱え
その年で憂いとか処理もできずに踊る
おお!バンドマンだ!殺せ!
いかれてないやつらは嘘を吐く
ノーミュージックでかまわんさ
頭の中が最高のオーディオさ
隣人の足音うるさいな...
他人の足元見るくせに...あーあ
おお!バンドマンだ!殺せ!
いかれてないやつらに歌をやろう
ノーミュージックな夜にも
頭の中が最高のオーディオさ
「第2話」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
関心のない話題に疲れた酸欠の朝
安心は誰かの元へと行く保障はないよ
病んでも健気な眼は
四六時中お花畑の夢を見る
なんどもクローゼットの前
いなくなるならここにおいでよ
電線が這う景色を切り取る最低な朝
肝心の話は忘れて間奏で会おうよ
「Fender Shiga」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
Cは黄色
Dは緑色
4月馬鹿は理屈よりも利巧だった
ギターのはなし
興味がない
テレキャスターの丸みがかわいい
犬が服をちゃっかり着ている
僕より、よい生地だ
最善は死んだ
遊ぼう、木のお化け
FenderのShiga
遊ぼう、電気のお化け
しがない顔で滋賀の曲を書いている
こんな曲の詞に意味を背負わせる必要はない
弦の代わりにパスタを張っても誰も気づきもしない!
ここはイタリアじゃなかったのか!
「ストレンジおじさん」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
定刻 誰もいないかも
よそいきの車は早いんだ
三時から 誰もが新鮮な気持ちを知る
三時まで ここで待っているよ
何層隔てたとこへいこう
負い目はシュレッダーの中へ
整合性、整合性、整合性がない
正常な平常に籠城していたい
脱走 焦れたとこへいこう
負い目を育てた場所へ
整合性、整合性、整合性がない
単純に正常な平常は棄てらんない
負い目を育てた場所へ
関心も救いもなくていい
「つれないね」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
そこの路地を右に曲がると
お化けが手招きする
あんたのことは知っている
きりのない焦りをごまかした後ろめたさ
花束に隠して踊ろう
ああ、こんやはつれない ああ、こんやもつれない
贅沢は毒だと
楽しむことに価値を見いだせず
映像のすみっこで
おじぎもせずにここをあとにしよう
今日もいくつか頭にない言葉を吐く
分からずやがここぞとばかりにうなずく
よく笑うユーモラスな人が
「人生は悲しんだもの勝ち」だという
ああ こんやはつれない ああ、こんやもつれない
愛情はいかしてる
悟りもせずにただ過ぎていく
眠れずにくるっても
白けもせずにそれを紡ぎたい
「日記」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
http://i-know-shiru.jugem.jp/
「おいでよ 舞台袖」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
細部に洒落を凝らしたセルリアンブルーのドレス
ニヒルな君はきっと出来損ないの水玉
「あんたはパセリの役さ」
サイドのスープに沈む
真昼に君はちょっともう駄目だって思った
ランランランラン 彼女は踊ったよ
ランランランラン 舞台の隅っこで
ランランランラン 天使のため息が
ランランランラン 悲劇で待っている
そこから一人きり
「4時とソーダ水」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
4時過ぎの泥まみれ
おばあちゃんが優しかった
汗かいてよく眠った
休日はせらせら言う
氷が溶けたらそこまで
うちに帰ろかな
おかねもよかれも知らずに
ひたすら遊べよ
やまない蝉の声
ソーダ水が飲みたくなって
坂道を下ったら
そこには何もない
やまない蝉の声
アイスクリームの後味
坂道を登ったら
そこには誰もいない
夕暮れ 影踏み 駄菓子屋
後ろ髪さらり
得体のしれない涼しさ
ひたすら過ごした
「Shigasaku」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
才と性格が線対称だと
あれもこれも落っことす
へいせいに生きて日が暮れる
匙の加減がわからない
あわよくばの声、聞こえてくるよ
しが しんでいる
湖の底で
愛情の無い言葉達を
学びすぎたような
塊が暮らす、ここはよいとこ
しが しんでいる
頭の中で
ばらばらになって
月末に会おう
「バタロール」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
中身の無い言葉だけ
ジャム瓶につめていたい
さよなららしさと理
朝食抜きはこたえるだって
味付け定まらない
安舌は飲み込みたい
さよなららしさお断り
頭でっかちは帰れないよ
さよなら優しさのおとなり
底抜けクラシックな笑顔でさ
さよなら不確かな理
朝食抜きで泳げるかい
「金色」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
喧騒は静か 名無しの人たち
すれ違いざま見えた人生に祝福の鐘を
名無しで駆けてく恥ずかしさも
頬色を染めた若い林檎の実も
金色に同化して見つけられないこと
今癒えた 靴も忘れた
精悍な面で誤魔化す紳士も
祝日の朝はこげたパンに優しさを塗るよ
金色にかけてく数字はもうないから
嫌いな言葉を噛んだ
金色にどうかして気狂い達が行く
芝居は楽しめるはず
あぁそんなこときれいにわすれてた
あぁそんなこといまはきえてしまったんだ
「はだかの国」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
稀代の白痴が新しい世界を創造してく
最初からその正体は不明
その場しのぎの頭を壊す言葉を
耳の外まで運び出して
決まりの外では妬みが気配を殺した
最初からその正体は不明
その場限りの頭を揺らす言葉を
耳の近くで囁いてね
閑散六畳の思想
散々尊厳吐きそう
「にゃんにゃんにゃん」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
一筆で描けない
愛された街角
日々のミルクの味には厳しく
瓶とグラスはなによりも冷たい
幽霊が灯りを消していく
ほら今、街は騒ぎだす
にゃおにゃおにゃん
にゃんにゃんにゃん
綺麗な猫背の
泣きそうな街角
年の重ねも積もりに積もって
だけどフラフラ猫の手も借りたい
風景画描き手がいなくなる
ほら今、街は騒ぎだす
幽霊が2人をさらっていく
招待状背広に忍ばせる
にゃおにゃおにゃん
にゃんにゃんにゃん
「前夜祭」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
清楚 したり顔 骨抜き存外
映画 上の空 四六時空想
うなじに宿る可憐さ 健在
she so cute & I am clumsy
氏、早急に泡を吹く
騒ぎ疲れグラスの底
ゆらりふわり知らない場所
空想をやめた迂闊な面
憧れだの一切は屑籠へ
思想9円価値無いや
開戦前夜野菜食べる
「詰んだ」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
衛生上気になった埃、居残り
単純な仕組みでハズレばかりさ
のうのうと過ごしてる、もう人生詰んだ
体力勝負気になった異存ない依存症
安心が飾りの野暮の祭りさ
成功はしないけど存在感上昇
ああ、それはいつものただの騒ぎさ
楽しい言葉狩りかな
白紙に帰りたい
頑丈な頭で退屈をありがとう
お似合いの枕だよ豆腐の角
ああ、俺は一人でただの騒ぎさ
楽しい事ばかりかな
白紙でいいよ
「庭で死ぬ」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
王の庭に置き去りの少女
塀の下で花摘みの午後
おはよう そう 死体と
シーツを泳ぐ白色の腕
回遊の日を夢みていた
おはよう そう 死体と
明日も踊れ家具は眠れ
街を望む窓は西向きがいい
牢屋の陰紅茶を零す
英雄の像は寝不足のよう
王の庭の置物の少女
太陽の日に花をあげよう
おはよう そう 死体と
脳を揺らせ庭で眠れ
明日の酔いで六畳にうたを吐いた
「ねくら」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
挨拶は閉口、言えない
常識の斜め上を言え
45℃視線は泳いでいて
対岸の火事を夢見ている
隣の芝はセルリアンブルーだった
あの娘は誰とお喋りするの?鏡の前にて
滑舌は最低
好きな事言えたらいいけど
庭の花はバーントシェンナになった
夕方に起きてお洒落をするの?誰とも会わないで
今宵は誰とお喋りするの?月が綺麗だね
鍵を開けたら愛想も殺した笑い顔でも見て
「飛び降り羊」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
朝は一人で嫌いな感情を晒している
溶けて薄まる憂鬱に水やり
騒いだ夜の気配で静寂と寂しさ
指折り羊数えた骨折り
半信半疑だった綺麗なものは
瞼の裏で潤いを待った
潤いを待ってた
退屈な遊びさ
非凡な言い訳探していた
片足だけ宙に投げ出したそぶり
夜更けに散りばめられた葛藤が愛しい
飛び降り羊疲れた、休めよ
置き去りにした素直なものは
焦りもせずにそばにあった
夢を見てた
「あなたの犬」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
黒目に住む獣の色
誠実そうな不誠実さ
毛並みが少し雑で
群れに混ざれない
下品な噂今日も涎を垂らす
精悍な面で誤魔化すなよ
上品に飾り今日も健気に生きる
肝心な事は忘れた...
鼻をきかせ気も利かせた
これ見よがし猫被りさ
餌の匂いがしてる
小屋に帰りなよ
単純な事で頭狂ってしまう
尻尾はフラり、ご機嫌だよ
君は天使 僕は道で犬死に
首の痣は誇りさ
清純さ、弱さ、妬み、土掘り返す
肝心な事はすぐ見つかる
犬の暮らし すでにいない飼い主
散歩をしては忘れた
「f」
作曲:SUEZEN
歌詞はありません。
「退屈」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
極私的な都合ぶらさげて
曖昧に言動補完しよう
つまんないなぁ
面倒は冷凍してもう
大概はいつも不干渉
飽きた
あれ、なんの事か忘れてる なあ
発想が遅延しそうな才能が友人さ
退屈で消えそうさ 本心は無い
発情も遅延しそうな酷な内容さ
退屈で死にそうさ 遊びたい
あれ、なんの事か知らねぇなぁ さあ
現状が遅延しそうな明日はないようさ
退屈で消えそうさ 暇は無い
映像が遅延しそうな可憐な毎日は
退屈で死にそうさ 汚したい
「夜更けのカーテン」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
ねえ本当はもう汚いでしょう
ああそんな事でねぇ行かないでよ
ねえ空はもう眠たいってさ
ああ蛍光灯に群がっていよう
完成形は見飽きたでしょうもう
何千回も騙したでしょう
何の狂気も無いのに不安は消えた
あっそう興味も無いのにほっとした
内緒だよって
ねぇ知らないでしょう
「スウェーデンガールフレンド」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
思想急に変わる
皆目見当もつかぬ
なあいっそどこかで
馬の骨と化すカス
敗走並走敗走
平常棄てるの?
平常
死、早急に晴れる
旅先で果てる
she so cute お前も
映画の外でも
平常棄てるの平常?
「電線の向こう」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
昨日食べたパンの味はしないけど
明日になれば平気で笑うでしょ
鳥の鳴き声の朝は
記憶の間取りに陽が差す
黄昏時のかわりはないよ
色褪せた絵に重ねてく
誰も知りはしない景色
映像追い越した筆先に
おわりがきてもかわりはないよ
色褪せた絵を好きでいる
外はとても怖い所だよ
薄笑いが酷く耳につく
遠い絵を描いた
思い出を描いた
「けむりのまち」
作詞:松田 作曲:SUEZEN
灰と煙の街
大人達はもういない
甲斐性の無い僕らは
丘の上で笑おう
灰色の紳士と青色の老婆の
大きな頭は空っぽさ
雨を避けて寄る
酒場の飯は旨い
甲斐性の無い大人は
丘の上で踊る
藍色のドレス纏うあの美女の
大きな胸は空っぽさ
両手を汚し笑う澄んだ眼をした
小さな頭を笑うな
煙の中くすむ人
火のつかないヤニを噛む